嫁と息子と日常のなにげない風景と・・・。

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2008年 01月 09日

『80歳の決着~元兵士たちの日米野球~』

本日のクローズアップ現代 『80歳の決着~元兵士たちの日米野球~』


TVを付けるとたまたまNHKのクローズアップ現代という番組が流れていた。
最後の15分くらいしか観れなかったが、内容は70歳半ばから80代の半ばに差し掛かった日米の人たちが、真珠湾の近くの野球場に集まり野球の試合をするというものだった。
これだけを聞けば『年配者の日米交流か。』と聞き流すところだが、その試合には勝敗のほかに、彼らがどうしても付けなければいけない『もうひとつの決着』があった。


この野球場に集まったのは、62年前太平洋戦争を戦った日本とアメリカの兵士達。「自分は一体誰と戦ったのか」を確認したいとの思いで集まった元兵士であった。

互いに悲惨な戦場や戦友の死を目の当たりにし、忌々しい記憶を引きずりながら生きてきた人たちが当時を振り返り本音で語り合う。


野球の試合の後、にこやかな表情で語り合うその表情には過去の憎しみは感じられない。
『私はゼロ戦乗りだった』、『私は戦艦に乗っていて神風の攻撃を受けた』など、その心の中には『もしかしたら62年前、この人と互いに銃を向け合い、殺しあっていたのかもしれない』という思いもあったことだろう。
日米元兵士は互いに肩を叩きあい、『過ぎたこと。互いに犯した過ちを許しあいたい。』、『お互い生きてここで再会出来たことを喜びたい。』と語る。


ゲームの勝敗ではない、もう一つの決着・・・。

彼らはゲームセットの声と供に、罪を犯したことで自身の心の中にあった『葛藤』という名の戦いに決着を付けたのだと思う。

誰一人として殺し合いをしたいと思って戦った人はいない。
一部の人間のエゴによって罪の無い人々が殺され、彼らのような兵士はまた、罪を犯したという傷を心に負ったまま生きていかなければいけない。


オレが言うと偽善のようだが、二度と繰り返してはいけない過去だとおもう。


過去に殺し合いをしていた人たちが62年の時を越え、銃をバットに持ち替えて試合をする。プレーする彼らの表情は本当に嬉しそうで、楽しそうで・・・。なんか、心を動かされた。
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by sleggar1121 | 2008-01-09 23:15 | その他 | Comments(0)